日米における形成外科の違いについて
形成外科、美容外科に対する患者さんや一般社会の受け止め方には、日米で大きな違いがあります。まず、アメリカでは「美容外科」は特殊な独立した分野ではなく、形成外科の中に包括されます。言い方をかえると、形成外科医の多くは美容医療にも携わっています。
そして、クリニック(英語ではドクターズオフィスという)に来る患者さんも、随分と違った感じがします。日本では美容外科系のクリニックはかなりの割合で、精神科、心療内科のお世話になっている患者さんもいると聞きますが、アメリカではそうしたケースは少ないと思います。ちょうど、耳鼻科や眼科のクリニックへ行くように、皆さん、形成外科のクリニックへ行きます。そこには美容の患者さんも、再建外科やちょっとした怪我の患者さんも混ざっています。美容の患者さんに関しても、誰がみても治してあげた方がよいような特徴のある鼻だったりしますので、隠さないで、夫婦や友人と来院される方がたくさんいます。
わたしは、日本とアメリカの大学病院での形成外科医としての勤務経験がありますが、日本の形成外科は、アメリカの一般外科の延長上にあるような特殊な科ではないかという気がしています。だから、日本では美容外科と形成外科がお互いに独立してしまうのだろうと思っています。
形成外科についての詳細はこちらのページをご参照ください。
クリニックのご案内infomation
受付時間:9:30 ~ 18:00
休診日:水曜、日曜、祭日
住所:東京都渋谷区広尾5-5-1-4F
アクセス:
東京メトロ 日比谷線「広尾駅」出口2より1分
広尾散歩通り、スターバックス隣り