痩身術と脂肪吸引

2021年11月22日脂肪吸引・脂肪注入

痩身術にもいろいろりますが、結果の予測が立てやすく、より少ない回数で大きな変化を期待できるのは脂肪吸収です。脂肪吸引にも歴史的にいろいろ変遷しているので、一概にこれが現在の方法ですとは言い難いのですが、私たちのところでは、アメリカ方式の「チューメッセント」という方法で行っています。

この方法は、いまから40年近く前にカリフォルニアのKlein博士が開発した方法で、高度に希釈した局所麻酔溶液を、極細の注入針で脂肪組織に注入することで、極めて少ない出血量で、安全にかつ効果的に脂肪吸引を行なうことができるという画期的なアイデアでした。私たちもアメリカ在住時代を含めると、かれこれ25年以上に渡って、この方法で脂肪吸引を行ってきましたが、ほとんどこれといった合併症を経験したことがないほど安全です。また、多くの場合、局部麻酔だけで行うことができることも特徴です。

本日も、この方法を用いて、外国人患者さんの下半身の脂肪吸引を局部麻酔だけで行いました。全身麻酔と違って、施術終了後すぐに起きがって、歩いて帰ることができます。この方法は局所脂肪が蓄積している部位ならどこでも治療が可能で、たとえば、あご下、二の腕、顔面、腹部、臀部、下肢など、ほとんと全ての身体部位に対応できます。局部麻酔麻酔ですから、広範囲の脂肪吸引はできませんが、少しずつ治療していくので、ダウンタイムも短く、仕事もあまり休まずにできます。もちろん、全身麻酔で広範囲の脂肪吸引を行なうことも可能です。