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ボトックスによる頭痛治療の症例
患者さんA: 30代男性 会社経営(個人)
最初はおでこの横じわが気になるとして来院。
1回目のボトックス治療で長年持っていた頭痛がなくなったと報告。以後はしわのためというより、頭痛の治療のためにボトックスを使用しています。
頭痛のタイプは、いわゆる緊張型と言われるもので、ボトックスの効果が切れてくる4~5月後ごろから後頭部が重いとかつっぱるとかいう表現で始まる症状が次第に頭痛へと変化していく。いわゆる痛みの走行による(圧痛点)部位を狙って注射してもよいのですが、この患者さんは最初におでこの注射で効果がてきめんに出たので、その後もおでこだけの注射を続けています。
それまで長い期間服用していた頭痛薬を飲む必要がなくなり、頭痛のために仕事を休む必要性もなくなったと報告しています。ボトックスの使用量は20単位です。
患者さんB: 30代女性 事務職
この女性は、最初みけんの縦じわが気になるとして来院。
初回のボトックス治療後すぐに、いままであった頭痛が消えたと報告、それ以後頭痛の治療としわの治療を兼ねて来院しています。
頭痛のタイプは片頭痛。目の奥にキーンとするような刺激を感じるとともに、頭の前方から右側に向かって頑固なパルス性の頭痛がはじまるとのこと。カーテンを下ろして部屋を暗くしたり、吐き気を感じるときもよくあります。いままで神経内科で薬による治療を受けたこともあり、それなりに反応するのですが、ボトックス治療後は効果が6ヶ月近くあるとのこと。
ボトックス使用量は7.5単位。この患者さんのように、通常のしわの治療結果と異なり(しわの場合は効果が出るのに2~3日かかる)、注射後すぐに頭痛の軽減がみられる患者さんは他にもいます。
患者さんC: 20代女性 学生
えらが張っているので何とかして欲しい、という相談で来院。
始めは、えらの骨を切りたいなどと言っていましたが、検査の結果、えらの筋肉が非常に大きく外に張り出すタイプで、特にかみ締めると大きく膨らむのを確認。
結局ボートックス注射で、えらの筋肉を目立たないようにする治療を開始。毎回片側20単位を注射。注射後1週間くらいでかみ締める力がすこし減少しているのを確認。その後、いままであった歯軋りがなくなったと報告、さらにえらの筋肉が徐々に薄くなっていくことにも気づく。
この患者さんは実は軽い顎関節症があり、えらから側頭部にかけて鈍痛がありましたが、それもボトックス使用後かなり軽減したとのこと。
患者さんD: 40代女性 グラフィックデザイナー
普段から頑固な肩こりがあり、とくに長時間コンピューターに向かって座っていると肩から首、そして後頭部に走るずきずきとした頭痛を訴えて、以前は理学療法も受けていた。
この患者さんの場合、マッサージ療法にも通っていただき、同時に後頭部の筋肉に、片側15単位のボトックスを注射。いわゆる緊張型の頭痛は、かなり軽減したと報告。
ボトックスによる片頭痛(偏頭痛)、頭痛、肩こり治療:22,000円~
*当院の医師はアメリカ形成外科専門医であると同時に、アメリカ神経病理学専門医であり、過去にはアメリカの大学病院で脳外科のチーフレジデントも修了しました。頭痛外来はこうしたバックグランドに基づいて併設しております。
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受付時間:9:30 ~ 18:00
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